サブメニューには Script-Fu コンソールをはじめ Script-Fu 関連のコマンドが入っています。 Script-Fu は GIMP のコマンドを自動的に実行させるスクリプトを書くための言語の一種です。
Script-Fu スクリプトを追加や削除や変更するときにはいつもこのコマンドが必要になることでしょう。 このコマンドを実行すると Script-Fu ファイルが読み込み直され、 Script-Fu のメニュー項目を含んでいるメニューは頭から構築し直されます。 GIMP は一旦スクリプトを読み込んでしまうとスクリプトの内容が変更されても GIMP を再起動するまでは感知しないため、 このコマンドを実行しない限りスクリプトの変更を反映できません。
ちなみにひとつでもスクリプトに間違いがあると、 保存できていなければフィードバックが何も得られません。
Script-Fu コンソールは Scheme 言語のコマンドを対話的に試すのに使えます。
このコンソールには繰り寄せ可能な大きなウィンドウがあり、 その下にある一行入力欄から送られたコマンドの出力が表示されます。 この欄に Scheme 式命令文を記入して Enter キーを押すと、 命令文と返された値が上のウィンドウに表示されます。
Scheme の詳しい案内や 「Script-Fu 作成演習」 での Script-Fu コンソール の使い方の例もご覧ください。
Script-Fu コンソールのボタン
ボタンは Scheme 命令の記入欄の右隣にあります。 クリックすると プロシージャーブラウザー が開かれます。 プロシージャーブラウザーの底部には ボタンがついています。
プロシージャーブラウザーから取り込むためのボタン
プロシージャーブラウザーの ボタンをクリックすると、 ブラウザーで選択した手続き命令のコードがコンソールの Scheme 命令記入欄に貼り付けられます。
取り込まれた PDB 手続き命令 (プロシージャー)
そうしたらもうパラメーターの名前 (上図の例では「layer」と「mode」) を値に置き換えるだけで、 あとは Enter を押せばよいのです。
ボタンをクリックすると Script-Fu コンソールを閉じます。
When you click on this button, the content of the main window will be removed. Note that you can't get back the removed content using the Save command.
コマンドは主ウィンドウ、 つまり Script-Fu の出力表示の内容をそっくりそのまま (エコーバック行の「>」記号も含め) テキスト形式のファイルとして保存します。 ボタンをクリックするとファイルブラウザーが開かれますので保管場所とファイル名を指定してください。
コマンドはサーバープログラムを起動します。 起動時に指定したポートを介してサーバーに Script-Fu 命令 (Scheme 言語のコード) を送ると解釈され実行されます。
この番号のポートを介し Script-Fu サーバーが送受信します。 サーバーは複数起動させることも可能ですが、 もちろん互いに異なるポート番号を指定しなければなりません。
必須ではありませんがここでファイル名を指定するとサーバーが発する不正や事故のメッセージがそのファイルに書き込まれます。 ファイル名を指定しない場合はメッセージが標準出力に送られます。
Script-Fu サーバーのプロトコル
Script-Fu サーバーと交信するためのプロトコルはとても単純です。
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ヒント |
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面倒くさそうですか? それなら GIMP のソースコードに含まれている |